【ねらい】コンピュータの構成を理解させ、基本操作を確認する。
日本語入力、ワープロ、ビジネス文書作成の基本や注意点などの確認を行う。
- コンピュータの構成
- 五大機能
- 入力装置〜コンピュータにデータを入力する装置(キーボード、マウス、スキャナー、)
- 記憶装置〜データを記憶する部分(メモリ、ハードディスク、フロッピーディスク、CD-ROM)
- 演算装置〜2つのデータの計算、大小の比較などを行う装置(CPU)
- 出力装置〜コンピュータのデータを出力する装置(ディスプレィ、プリンター)
- 制御装置〜処理装置(演算、制御装置)以外の各装置に指示をする装置(CPU)
- ディジタル化〜2進法、2進数、ビット、バイト
- ハードウェア
- 処理装置〜CPU
- 記憶装置〜メモリー、ROM、RAM、CD-ROM、FDD、HDD、DVD-ROM
- 出力装置〜ディスプレィ、CRT、液晶ディスプレイ、プロジェクター
- プリンタ〜レーザープリンタ、インクジェットプリンタ、トナー
- ディスプレィ〜液晶、解像度、
- 入力装置〜キーボード、マウス、スキャナー、ディジタルカメラ、タブレット、タッチパネル
- キーボード〜ホームポジション、スペースキー、シフトキー、テンキー、コントロールキー、ALTキー
- マウス〜クリック、右クリック、ドラッグ&ドロップ、ダブルクリック
- ソフトウェア
- 基本ソフトウェア(OS:オペレーションシステム)
- Windows95/98/Me、Windows2000/NT、MacOS、UNIX、Linux
- デスクトップ、タスクバー、ウィンドウ、ツールバー、アイコン、最大化、最小化、閉じるボタン
- ファイル、フォルダ、ファイル名、拡張子、ショートカット
- 応用ソフトウェア(アプリケーションソフト)
- ワープロ、表計算、データベース、画像処理ソフト、ブラウザー、メールソフト
- ネットワーク
- LAN、ログオン、サーバ、クライアント、ユーザ名、パスワード
- 文書処理
- カナ漢字変換、ローマ字入力、カナ入力
- ヘッダ、フッター、マージン、書式、印刷プレビュー、
- 前付け、本文、後付け、前文、主文、別記、文書番号、発信日付、受信者名、敬称、発信者名、件名、頭語、結語
- 用紙サイズ、文字数、行数、右寄せ、センタリング、全角、半角、倍角、ポイント、網掛け、アンダーライン、
- フォント、明朝体、ゴシック体、均等割付、インデント、罫線、表
(1)世界最初のコンピュータは1940年代アメリカで開発された EANIC、ENIAC、AENIC という軍事用コンピュータであるといわれている。
(2)IC、LSIといった半導体が利用できるようになる前は、ひとつのコンピュータに数万本もの 真空管、蛍光灯、ブラウン管 を使用していた。
(3)コンピュータの0と1の2つの数字だけですべての数を表わす数え方を 十進、60進、二進 法といい
(4)0と1で表された数の1桁を1ビットといい、8ビットを1 バイト、ドット、ピクセル という。
(5)1024バイトを1KB(キロバイト)、1024KBを1 ギガ、メガ、テラ バイトという。
(6)光の3原色は 赤青緑、赤青黄、赤黄緑 であり、この3色の明るさを変えることで多くの色の光を表現することができる。
(7)マウス、キーボード、スキャナーなどの装置を 出力、入力、演算 装置という。
(8)ディスプレイやプリンタなどの装置を 出力、入力、制御 装置という。
(9)ハードディスクやフロッピーディスク、CD−ROMなどの装置を 出力、入力、記憶 装置という。
(10)CPUは 処理、出力、記憶 装置とよばれ、制御装置と演算装置の2つの機能を持ち合わせている。(7)〜(10)の5つの装置をコンピュータの五大装置という。
(11)レコード、テープレコーダーなどに記録された連続的に変化するデータをアナログデータといい、CDやDVDなど数値で記録されたデータを シグナル、モバイル、ディジタル
データという。 (12)コンピュータを管理、制御するソフトウェアを 応用、基本、表計算 ソフトウェアといい、WindowsやMacOS、UNIXなどのオペレーティングシステム(OS)がそれに含まれる。
(13)OSの上に組み込んでコンピュータを動かすワープロソフトや表計算ソフトのようなソフトウェアを 応用、基本、表計算 ソフトウェアといい、アプリケーションソフトともいう。
(14)マウスの左ボタンを押したまま、マウスを動かすことを ダブルクリック、ドラッグ、クリック という。
(15)キーボードの「F」と「J」に両手の人差し指が乗るようにして、他の指を人差し指に並べるようにした指の配置を ホーム、ポール、ハウス ポジションという。
(16)文書や画像のファイルを分類し整理するには、階層構造にした バインダー、フォルダ、ブック を作成し、そこに保存するようにすると便利である。
(17)学校や会社で何台かのコンピュータをネットワーク接続したものを RAN、LAN、LUN といい、一般にサーバとクライアントで構成されている。
(18)ネットワークに参加するためにはユーザ名と メールアドレス、URL、パスワード が必要であり、メモをとらずに覚えられるものにする。
(19)学校や会社などの内部にあるネットワークと、外部にあるインターネットの間には バリアフリー、ファイアーウォール、ウォーターフロント を設置し、外部からの不正な侵入を防ぐ必要がある。
(20)アップロードやダウンロードなど、WWWサーバにファイルの送受信するため取り決め(プロトコル)を SMTP、POP、FTP という。
(21)インターネットで使われているデータ通信の取り決め(プロトコル)を TCP/IP、I/O、TOP/IP
という。 (22)インターネットでデータを送受信するときには、 ポケット パケット ピケット という 小さなサイズのデータに分けている。
(23)WWWサーバに保存されたWebページを閲覧するためには、 ブラウザ、メーラ、ワープロ とよばれるWebページ閲覧ソフトウェアを利用する。
(24)http://www.kawasakikita.ed.jp/のように、Webページの場所をあらわすアドレスのことを URL TCP/IP アカウント という。
(25)膨大な量のWebページの中から、目的のWebページを検索するためには、 メーリングリスト、検索エンジン、チャット とよばれるサービスを提供しているWebページを利用すると便利である。
(26)検索エンジンにキーワードを入力し、その語を含むWebページをコンピュータが集めてくる検索エンジンを ディレクトリ、ロボット、カテゴリ 型検索エンジンという。
(27)内容別に分類されたカテゴリを絞り込んで、知りたい情報にたどりつく検索エンジンを ディレクトリ、キーワード、カテゴリ 型検索エンジンという。
(28)2つ以上のキーワードをスペースで区切って入力して、そのすべてのキーワードを含むページを検索する方法を AND、OR、NOT 検索という。
(29)インターネットのWebページには差別、暴力、猥褻、犯罪などの 個人情報、有害情報、情報格差 と呼ばれるものが含まれていることがある。このようなWebページを制限する完璧な方法はないので、自分で判断することが必要である。
(30)返信を求めない相手に電子メールを送る場合は「宛先」ではなく「 AA、BB、CC 」の欄にメールアドレスを入力し、「宛先」の相手と同じメッセージを送る。
(31)電子メールに半角カタカナや特殊記号を使うと、 かな漢字変換、文字化け、転送 して相手に正しく文字が表示されないことがあるので、使わないようにする。
(32)メールアドレスはアットマーク(@)より後(右)の部分を アカウント、ドメイン、URL といい、一般に、所属する国、学校、企業、地域などがわかる。
(33)ひとつのメールアドレスにメールを送ると、登録されたメンバーに一斉に同じメッセージが届くようなサービスを チャット、WWW、メーリングリスト という。
(34)「不幸の手紙」のように不特定多数の人にメールを出すように依頼するメールを チャット、チェーンメール、コンピュータウィルス といい、メールサーバやインターネット回線にこれ以上負荷をかけないように無視することが望ましい。
(35)メッセージを書き込むことができる機能をもつWebページを 電子掲示板、メーリングリスト、検索エンジン といい、自由に意見交換ができる反面、マナー違反が目立つ。
「情報A」学年末テスト問題No.2 2004年3月9日(火)2校時実施 (36)インターネットに接続した人どうしが、リアルタイムに文字による会話をすることを ネットオークション、電子掲示板、チャット といい、顔文字を効果的に使うことができる。
(37)講演会などで情報を相手に伝えるとき、コンピュータを使って発表することがある。この場合、スライドにアニメーション効果を加えるなどができる プレゼンテーション、データベース、表計算 ソフトを使うと効果的である。
(38)住所、氏名、電話番号、血液型などの情報を 有害情報、個人情報、著作権 といい、自分自身でしっかり守っていかなくてはならない。
(39)絵画や音楽などを創作した人には、その作品に対し 特許権、肖像権、著作権 が与えられ、法律によって保護されているので、他人が作成したイラストや音楽を勝手にコピーをしたり、書き換えたりすることはできない。
(40)顔写真を撮影すると、写っている人には 特許権、肖像権、著作権 があり、その写真をホームページに掲載する場合には写っている人の了解を得る必要がある。
(41)電子メールにはコンピュータ ワクチン、ウィルス、ハッカー と呼ばれる悪質なプログラムが添付してある場合があるので、知らない人からのメールは開かないようにする。
(42)ビジネス文書には、いくつかの決まったマナーがある。例えば、頭語に「拝啓」を使った場合は、結語に「 草々、敬具、以上 」を使うことなどがあげられる。
(43)文字数の異なる文字列の文字間隔を適当に調整し、一定の幅に均等に文字列が配置されるようにすることを センタリング、均等割付、インデント という。
(44)明朝体やゴシック体といった文字の書体を フォント、カーソル、ルビ といい、見出しやタイトルを強調するのに使い分けると効果的である。
(45)表計算ソフトウェアでワークシートのひとつひとつの小さな枠を セル、シート、ブック といい、関数や数値、文字を入力することができる。
(46)表計算ソフトウェアで28 (2の8乗)を計算するときには、 =2*8、=2/8、=2^8 という数式を入力する。
(47)ひとつひとつのセルには住所のような番号がついており、A列、B列、C列といった列番号と1行、2行、3行といった行番号を組み合わせてA1、B2といった 番地、住所、行列 でセルを指定する。
(48)A1のセルの値とB1のセルの値の合計をC1に表示させるには、C1のセルに =A1:B1 、 =A1*B1 、=A1+B1 といった数式を入力する。
(49)A1からD1までセルの値の合計をE1に表させるには、E1にセルに =SUM、=AVERAGE、=MAX (A1:D1)といった関数を入力する。
(50)数式や関数の入ったセルをコピーすると標準では数式がコピーされ、その際、参照するセルの番地もずれてコピーされる。このような参照のことを 相対参照、絶対参照、一対参照 という。
(51)数式や関数をコピーするとき、参照するセルの番地A1を固定したい場合、番地を$A$1する。このような参照の方法を 相対参照、絶対参照、一対参照 という。
(52)分野別進路先や通学方法などを割合にしてグラフに表現する場合、 折れ線、レーダーチャート、円 グラフや積み上げ棒グラフにするとわかりやすい。
(53)Webページは BASIC、JAVA、HTML という言語で記述されており、Webページのソースを開くと
、のようなタグで表されている。
(54)HTMLで文章を改行するには
、、 というタグを使う。 (55)Webページではどのようなコンピュータ環境でも同じ色を再現できるように ハイカラー、フルカラー、Webセーフカラー という216色を扱うようにする。
(56)Webページの文字や画像をクリックすると他のページへ移動する仕組みを スーパー、ハイパー、ウルトラ リンクといい、WebページとWebページをつなぐことでWebサイトが完成する。
(57)BMP形式の画像はファイルサイズが大きくなるので、Webページ作成には使わないことになっており、BMP形式の画像は GIF、DOC、HTML 形式やJPEG形式に変換する。
(58)新しい情報を入手する機会が、コンピュータを利用できる人と利用できない人では大きく異なってきており、このような情報格差を ディジタルデバイド、テクノストレス、セキュリティポリシー という。
2 次の説明文が正しければ○、誤りがあれば×を書け。 (1)ホームページに記載されている情報は、まず正しいと思って良い。
(2)自分で撮影したものならば、どんな画像でも自分のホームページで公開してもよい。
(3)自動的にプログラムがダウンロードされるWebページでは気にせず「OK」してよい。
(4)インターネットだけでなく、多くの情報源から情報収集するようにこころがける。
(5)電子メールを送ったからといってすぐに相手が読んでくれるとは限らない。
(6)学校放送や運動会ならば、流行している音楽を放送してもよい。 (7)電子掲示板に書き込む場合は、必ずしも本名を名乗らなくてもよい。
(8)ソフトウェアの利用規約はだいたい同じ内容なのでよく読む必要がない。
(9)ひとつのソフトウェアは、原則として1台のPCで利用しなければならない。
(10)絵画や音楽は著作物であるが、ソフトウェアは著作物ではない。 (11)コンピュータウィルスが添付されている可能性がある怪しいメールは保存しておく必要がある。
(12)友だちが買ったソフトウェアを借りて自分のパソコンにインストールしてもよい。
- 穴埋め問題を中心とした演習問題プリントを配布し、まとめる。
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