平成14年度 新教科「情報」現職教員等講習会 第12日
2002,8,6更新
■ ねらい
コンピュータによるデザインに関する基礎的な知識と技術を習得させ、実際に創造し応用する能力と態度を育てる。
■ 導入(5分)
自己紹介
「コンピュータデザイン」の講習の内容の確認
講習会テキスト(2) P205〜272
学習指導要領 P343
学習指導要領解説 P139〜144
座学1コマ
演習1コマ
総合演習 (選択した方)
■ 展開(70分)
学習指導要領「コンピュータデザイン」の目的
〜コンピュータによるデザインに関する基礎的な知識と技術を習得させ、実際に創造し応用する能力と態度を育てる。
デザインとは
〜目的がある(合目的性)、アイデアがある、創造性がある
コンピュータデザインとは
〜収集された「データ」を加工して「有益なメッセージ」(=情報)を提示すること
普通教科「情報」では
〜見やすく解りやすい表現をするためにはデザインの知識が必要であることを理解させる
専門教科「情報」では
〜デザインの知識と技術を習得させ実際に創造し応用する能力と態度を育てる
学習指導要領「コンピュータデザイン」の内容
(1) 造形表現の基礎
ア デザインの意義
デザインには目的や役割がある (合目的性)
単なる自己表現ではない
イ デザインの条件
デザインには目的がある(合目的性)
デザインにはアイデアがある
デザインには創造性がある
例示
形態(点、線、面、立体)
色彩(三属性、体系、配色、混色)
材質感など(テクスチュア)
時間・空間(作品の置かれる場所、照明)
ウ 数理的造形
調和数列
黄金比
ルート矩形
スパイラル、サイクロイド
(2) コンピュータデザインの基礎
ア 表現と心理
図と地
錯覚
色と感情
テクスチャーと感情
イ 記号の操作と意味の演出
移動・回転・反転・拡大・縮小
ディストーション・分割
群化
・
シンメトリー
・バランス・対比
グラデーション
(3) コンピュータデザインの基本要素と構成
ア デザインエレメント
レタリング
タイポグラフィ
サイン
ピクトグラム
シンボルマーク
ロゴタイプ
イラスト
キャラクターデザイン
イ エレメントの視覚的構成
空間的
ポスター
新聞
雑誌
Webページ
サイン計画
時間的
映画
アニメーション
CF
指導上の留意点
デザインの役割を理解させる
造形の基礎知識
表現力や想像力を身につける
実践的な課題
演習例
テキストのAコースの演習例を次の手順で紹介する
テーマ・目的
アイデア
作品例
受講者にはAコースの(6)のシンボルマークの作成の課題をやってもらう
作業プリントのダウンロードは
こちら
(ワード形式)
総合演習に発展する場合は、ある団体のWebページを作成し、シンボルマーク、タイトルロゴ、レイアウト、
配色など統一したデザインにする。
具体的な例
色彩について
演習例(1)
〜オリジナルロゴ・シンボルマークを作ろう
演習例(2)
〜色で季節感を表現しよう
プレゼンテーション
パワーポイント2000形式データ
〜ダウンロード(11800KB)
パワーポイント97-2000&95形式データ
〜ダウンロード(9894KB)
HTML形式
〜InternetExplorer 4.0以上(高信頼性)
HTML形式
〜InternetExplorer または NetscapeNavigator3.0以上
■ まとめ(10分)
「コンピュータデザイン」演習課題
〜具体的な団体などを設定して、シンボルマークのデザイン等を考案、作成する。
総合演習
〜その団体のWebページを作成し、シンボルマーク、タイトルロゴ、レイアウト、配色など統一したデザインにする。
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